2026年9月5日(土)・6日(日)の2日間、Stark Zirconiaのセミナーに参加しました。
今回のセミナーでは、講師の枝川先生からジルコニアの基本的な特性をはじめ、色調表現やステインテクニックについて、詳しくご指導いただきました。

実習では、Stark Zirconiaと松風の「VINTAGE UNIVERSAL ART」を使用し、実際にステインワークに取り組みました。ジルコニアの表面にどのように色を重ねていくのか、どの色を組み合わせることで天然歯らしい色調や深みを表現できるのかなど、実際の工程を通して学ぶことができました。
天然歯は、単一の色で構成されているわけではありません。部位によって色の濃淡や透明感が異なり、表面の質感や細かなキャラクターにも一歯一歯の個性があります。今回の実習では、そうした天然歯の特徴を観察しながら、ステインの量や色の重ね方を調整することの重要性を改めて実感しました。
特に印象に残ったのは、ステインをただ塗るのではなく、最終的な補綴物の形態や隣在歯との調和を考えながら、必要な部分に必要な表現を加えていくという考え方です。わずかな色の違いや濃淡のつけ方によって、補綴物全体の印象が大きく変わるため、細かな観察力と繊細な操作が求められます。
ジルコニアは、強度と審美性に優れた材料ですが、その特性を十分に活かすためには、材料に関する知識だけでなく、天然歯を観察する力や色調を見極める感性も欠かせません。枝川先生の講義と実習を通じて、技術的な知識だけでなく、日頃から天然歯をよく観察し、色や形、質感を意識して見ることの大切さも改めて学ぶことができました。
また、実際に手を動かして製作することで、普段の業務では気づきにくい細かなポイントや、自分自身の課題を確認することもできました。セミナーで得た新しい知識や技術を、その場限りの学びで終わらせるのではなく、日々の製作に取り入れ、経験を積み重ねていくことが重要だと感じています。
デジタル技工が進化し、設計や加工の精度が向上している現在でも、最終的な審美性を支えるのは、技工士の観察力と感性、そして細部までこだわる姿勢です。今回学んだことを今後の製作に活かし、より自然で、患者様の口腔内に調和する補綴物を提供できるよう、スタッフ一同努めてまいります。
枝川先生、貴重なご講演と実習でのご指導をありがとうございました。今回のセミナーで学んだ内容をしっかりと日々の技工に落とし込み、さらなる技術力の向上につなげていきたいと思います。

青森県黒石市の株式会社dentalvisionでは、今後も新しい材料や技術について積極的に学び、より質の高い歯科技工物を提供できるよう、継続して研鑽に取り組んでまいります。

お昼は今半のすき焼き弁当!うまし!!

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